六角形の鉛筆には、転がりにくさと持ちやすさがあります。三菱鉛筆の解説が挙げる、この二つの理由。まずは写真で、軸の平らな面と角を見てみましょう。

オレンジ色の鉛筆の平らな面と角、削った先の黒い芯と木材、周囲の削りくず
削った鉛筆の接写。芯だけでなく、オレンジ色の軸の平らな面と角にも注目してみてください。
Sharpened Pencil · 写真:Charles Rondeau / Public Domain Pictures · Public Domain。無料配布の1920×1440画像を1200×900へ縮小・WebP変換。トリミング・色調整なし。

文字を書くとき、鉛筆を支えるのは主に親指、人差し指、中指の3本。六角形には、この3本の指を添えやすい面があります。机の上での安定と、手の中での扱いやすさ。 小さな断面が、その両方に関わっているのです。

一方、色鉛筆には丸い軸のものも多くあります。同社は、絵を描くときにはさまざまな持ち方をするので、指に当たる感触のよい丸軸を使うと説明しています。文字を書く道具と、色を塗る道具では、求められる使い心地も少し違います。

もちろん、鉛筆には三角形や丸いものもあります。六角形が唯一の正解というわけではありません。筆箱の中を見比べると、いつもは気に留めない「握る部分」に、道具ごとの工夫が見えてきます。