QRコードの3つの角にある大きな四角は、読み取り機がコードの位置と向きを見つけるための切り出しシンボルです。開発元のデンソーウェーブによると、この目印のおかげで、コードが回転していても360度どの方向からでも読み取れるよう設計されています。

白い余白に囲まれたQRコード。左上・右上・左下に大きな同心の四角がある
左上・右上・左下の大きな四角が、位置を見つける目印です。このコードは本記事のURLを収録しています。
構造の参照:QRコードとは? · 図:BREW編集部 · CC BY 4.0。本記事のURLを符号化し、可逆WebPに変換。トリミングなし。

四角の中を横切ると、黒・白・黒・白・黒の幅は「1:1:3:1:1」。開発の記録では、周囲の印刷物に紛れにくい比率として選んだと説明されています。読み取り機がこの特徴的な並びを探すことで、背景の模様と区別しやすくなります。

外側の白い余白にも役割があります。デンソーウェーブの説明では、通常のQRコードは上下左右にそれぞれ最低4セル分の余白が必要です。周囲に文字や絵を置いてこの余白を失うと、読み取りにくくなる場合があります。

見慣れた白黒の模様にも、情報を入れる部分と、読み取り機が模様を見つけるための部分があります。まず3つの大きな四角と、その外側の余白を見ると、QRコードの形の理由が見えてきます。