商品に印刷されたバーコードは、黒い線と、その間の白いすき間の組み合わせで情報を表しています。読み取り機器メーカーのキーエンスによると、JANコードでは黒い線も白いすき間も幅が4段階。単に黒い線の本数を数えているわけではありません。

では、機械はどう見分けるのでしょう。レーザー式の読み取り機は、コードに光を当て、戻ってくる光の強弱を電気信号に変えます。白い部分は光をよく反射し、黒い部分は反射が弱い。その変化から線やすき間の幅を判別し、決まった規則でデータに戻します。

太さの異なる黒い線と白いすき間が並ぶEAN-13バーコード。左右には余白がある
EAN-13バーコードの例。黒い線の間にも、幅の違う白いすき間が並んでいます。左右の外側には余白が必要です。
EAN-13-5901234123457.svg · 図:Sakurambo/Wikimedia Commons · Public Domain。PNG表示を白背景の可逆WebPへ変換。トリミング・拡大・色調整なし。

さらに、模様の左右にある余白も大切です。「クワイエットゾーン」と呼ばれ、十分な幅がないと読み取りが不安定になります。線の間の白い部分と、コードの外側の余白は、どちらも白く見えても役割が違うのです。

バーコードを見るときは、黒い線から白い部分へ目を移してみてください。何も印刷されていない場所まで含めて、読み取るための形ができています。